大人のあなたと子供のあたし
それぞれの恋
:舞:
「舞の部屋はここな!」
意外にきれいにしてあった。
あたしの部屋も充分広くて
きれいだった。
「ありがと。」
「おう。なんかあったら呼べよ。
手伝ってやるから。」
「うん。今んとこは大丈夫!」
「わかった。んじゃ俺部屋にいるから。」
そう言って臣司にぃは部屋を
出ていった。
「ヨイショ。どれから片付けよっかな」
目に入ったダンボールの中
が少し見えた。
あたしと彼氏の写真。
「捨てよっかな…」