《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
敬語でそう聞いたら、
男の子はキョトンとした
顔をした。




「“マズかった”?

なんのこと?」




「え? いや、なんか
邪魔になったのかと思って」




すると男の子は違う違う、
と大きく手を振って、




「そうじゃなくてさ。

それ、すげー気持ち
よさそうだから、オレも
やらせてくんない?」




「…………は?」




今度はあたしがキョトンとする。



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