《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
3
偽り
***
9月になり、学校が
また始まった。
夏休み前と何も変わった
ことはない校内の生活
だけど、あたしは少しだけ
不自由だった。
理由は、お兄ちゃんが
キスマークをつけるのを
やめてくれないからだ。
制服で隠れない場所には
つけないでとなんとか
頼んで、一応それは守って
もらってる。
でもちょっとした動作で
見える可能性はあるし、
何より体操着に着替える
時は気が気じゃない。
_
9月になり、学校が
また始まった。
夏休み前と何も変わった
ことはない校内の生活
だけど、あたしは少しだけ
不自由だった。
理由は、お兄ちゃんが
キスマークをつけるのを
やめてくれないからだ。
制服で隠れない場所には
つけないでとなんとか
頼んで、一応それは守って
もらってる。
でもちょっとした動作で
見える可能性はあるし、
何より体操着に着替える
時は気が気じゃない。
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