《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
“それ”って――ここに
寝そべってたこと言ってんの?




「別に、やりたかったら
やればいいんじゃない」




何かの文句じゃないことも
わかったし、相手もタメ口
きいてるから、あたしも
タメ口でそう言った。




ていうか別にあたしに
声なんかかけないで、
勝手にやればいいのに。


変な子だな。




そう思ってたら、その
男の子はあたしのすぐ隣で
草の上に大の字になった。



_
< 18 / 448 >

この作品をシェア

pagetop