《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
綾がそう言って、自分は
彼氏の岡田クンと仲よく
去っていく。




「……そんじゃあ、萩森は
オレが送るか。

みんな、また明日な〜!」




当然のように斉藤クンが
言って、あたしは彼と二人
駅前に残ってしまった。




てゆーかまだ薄暗くなり
始めた程度なのに、別に
わざわざ送る必要なんて
ありゃしない。


しかもこんなのどかな
田舎町で、たいした危険が
あるわけでもないのに。



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