《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
言われるまでもなく
つまんなかった。




でも率直に答えるわけにも
いかず適当にはぐらかそう
とするけど、斉藤クンも
引かない。




「なんかみんなといても
あんま楽しそうに見え
なかったし。

もしかしてイヤだった、
こーゆーの?」




「イヤってゆーか……。

まああたしは、誘われた
から参加してただけだから……」




その一言は、斉藤クンには
好ましくない言葉だった
みたいだ。



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