《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
彼はとたんにキュッと
眉間にシワを寄せると、




「そうなのか?

オレは――萩森が来るって
いうから、参加してたん
だけど――…」




「え…………?」




―――いけない。




さすがのあたしも気づいた。




この展開はダメだ。




あたしみたいな女にまさか
って思いがあって、確信が
持てなかったけど――


でも今の斉藤クンの
ノリは、さすがにちょっと
おかしい。



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