《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
わかってたはず。


学校でのあたしなんて、
全部偽り。




普通の女子高生ぶって
学校に通ってても……
本当の意味で、あたしは
彼らに溶け込むことはできない。




何事もなく平和に過ごす
ためには、誰とも深く
関わっちゃいけない。




ずっとそのスタンスを
通してきたのに、情に
ほだされてこんな場所に
まで来たりするから……!




「ゴッ、ゴメン、斉藤クン!

あたしやっぱり一人で
帰るからっ」



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