《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
あたしは戸惑いを隠せない。
どうして、何も聞かないの?
気にしてないはずないのに。
……長めの髪のすき間から
覗く横顔は表情がなくて、
お兄ちゃんの心の内は
見えない……。
あたしがどうしていいか
わからずその場に立ち
尽くしてると、もう一度
お兄ちゃんがあたしを見た。
「どうした?
……さっさと荷物置いて
きたらどうだ?」
「あ、う、うん……」
心がザワザワと音をたてる。
_
どうして、何も聞かないの?
気にしてないはずないのに。
……長めの髪のすき間から
覗く横顔は表情がなくて、
お兄ちゃんの心の内は
見えない……。
あたしがどうしていいか
わからずその場に立ち
尽くしてると、もう一度
お兄ちゃんがあたしを見た。
「どうした?
……さっさと荷物置いて
きたらどうだ?」
「あ、う、うん……」
心がザワザワと音をたてる。
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