《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
まるで嵐の前の夜の森に、
一人で立っているかの
ような……。
そんな抑えようのない
不安が、足元から静かに
のぼってきた。
あたしは今、どんな歯車の
中にいるんだろう。
見えない不安に掻き立て
られながら、あたしは
逃げるようにリビングを出た。
***
_
一人で立っているかの
ような……。
そんな抑えようのない
不安が、足元から静かに
のぼってきた。
あたしは今、どんな歯車の
中にいるんだろう。
見えない不安に掻き立て
られながら、あたしは
逃げるようにリビングを出た。
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