《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
そのまま草むらに尻もちを
つき、叫び声をあげながら
斜面を滑ってしまう。
しばらく滑ったところで
ようやく体は止まったけど
……顔をあげたあたしの
前には、ポカンとした
珪の顔があった。
「紗耶――?
何してんだよ、お前!?」
神様はどうしてこんなにも
意地悪なんだろう。
あれほど何度も珪との
関係を断ち切ろうとした
のに、どうしてまた、
あたし達はこうして
繋がってしまうのか……。
_
つき、叫び声をあげながら
斜面を滑ってしまう。
しばらく滑ったところで
ようやく体は止まったけど
……顔をあげたあたしの
前には、ポカンとした
珪の顔があった。
「紗耶――?
何してんだよ、お前!?」
神様はどうしてこんなにも
意地悪なんだろう。
あれほど何度も珪との
関係を断ち切ろうとした
のに、どうしてまた、
あたし達はこうして
繋がってしまうのか……。
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