《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
「……………!!」
声にならない叫びをあげて
あたしは身をすくませた。
だけどお兄ちゃんは、
そのまま強引にはだけた
胸に顔をうずめる。
「イヤッ、やめてっ!!」
こんな――こんな、まだ
日も暮れたばかりの
ダイニングでなんて、
絶対イヤだと思った。
今から一緒にご飯を
食べようとしてたのに。
ここは、『家族』が一緒に
食事をしながら、団らんの
時間を過ごす所なのに。
_
声にならない叫びをあげて
あたしは身をすくませた。
だけどお兄ちゃんは、
そのまま強引にはだけた
胸に顔をうずめる。
「イヤッ、やめてっ!!」
こんな――こんな、まだ
日も暮れたばかりの
ダイニングでなんて、
絶対イヤだと思った。
今から一緒にご飯を
食べようとしてたのに。
ここは、『家族』が一緒に
食事をしながら、団らんの
時間を過ごす所なのに。
_