《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
自分が今、どんな運命の
輪の中を回っているのか――


そんなことは、今の自分
には知りようもないけれど……。




(だけどそれでも、
止まってなんかいられねー
だろ――…!)





ほうっておけない。




このまま、忘れたりなんか
できない。




それなら自分は、前に
向かって上に向かって、
走るだけだ。




たとえその先にどんな
結果が待っているのか、
不安で震えそうだとしても――。




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