《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
あたしには絵のことなんて
わかんないし、興味もないから。




「ふーん、そう。

それじゃーね」




まだ絵が全然描き出せて
ないのもわかったし、
これ以上ここに興味を
引かれることもない。




だからサッサと道路に
戻ろうとしたのに、意外
にも呼び止められてしまう。




「あ、ちょっと待てよ。

お前、今日もバイト?」




「……は?

そうよ。見たらわかんでしょ」



_
< 33 / 448 >

この作品をシェア

pagetop