《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
「キミに、僕達のこと
なんてわかるわけがない。
僕と紗耶の繋がりが、昨日
今日やってきたばかりの
ヤツにどうこうできるものか」
うつろな目で歌うように
言いながら、お兄ちゃんは
あたしのすぐそばまで
歩いてきた。
片腕が突然背後から肩に
まわされて、あたしは
ビクッと首をすくめる。
だけどお兄ちゃんは
ためらうことなくあたしの
掌をつかみ……シャツの
襟を押さえてた部分を、
無防備に珪にさらした。
「……………!!
嫌っ………!」
_
なんてわかるわけがない。
僕と紗耶の繋がりが、昨日
今日やってきたばかりの
ヤツにどうこうできるものか」
うつろな目で歌うように
言いながら、お兄ちゃんは
あたしのすぐそばまで
歩いてきた。
片腕が突然背後から肩に
まわされて、あたしは
ビクッと首をすくめる。
だけどお兄ちゃんは
ためらうことなくあたしの
掌をつかみ……シャツの
襟を押さえてた部分を、
無防備に珪にさらした。
「……………!!
嫌っ………!」
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