《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
(嫌……嫌だ、こんなの!)




「僕達は、ずっとこうして
繋がってきたんだよ。

もう何年も前から。

それは紗耶だって、受け
入れてることだ――…」




「え…………!?」




珪が凍りついたように
動きを止めてあたしの目を見た。




「珪………違うっ、違うの……」




「何が違うんだい、紗耶?

ずっとずっと、二人で繰り
返してきたことじゃないか。


僕が遊びで他の女を抱くの
さえ許せないほど、紗耶
だって僕に執着してるのに」



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