《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
「直杜さんがあたしのこと
どう思ってるのか、どう
してもちゃんと聞きたくて。

また勝手に来ちゃったら、
なんか家の中から叫び声と
物音がするから、こっそり
入っちゃったんです。


そしたら――直杜さんと
あなたが、ここで……」




「…………!

そ、それじゃあ……珪が
来るより前から……!?」




「珪? あぁ、あの男の人
ですか?

そうですよ。

あの人が来た時は、
とっさに廊下の奥に
隠れてました」




「ウ………ウソ……」



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