《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
「だけど……血は繋がって
なくても、やっぱり兄妹
ですよね?
それなのに―――サイテー」
「……………!!」
ショックで視界がブラック
アウトしそうになる。
それを必死でこらえて、
あたしは訴えた。
「違うわ!
そんな……そんなのじゃない!」
見てたなら、わかるはずなのに。
あの時のあたしがちっとも
合意してなかったことも。
お兄ちゃんが、単に血が
繋がらないから一線を
越えた、なんて単純な
思慕であんな行為に及んで
たんじゃないことも。
_
なくても、やっぱり兄妹
ですよね?
それなのに―――サイテー」
「……………!!」
ショックで視界がブラック
アウトしそうになる。
それを必死でこらえて、
あたしは訴えた。
「違うわ!
そんな……そんなのじゃない!」
見てたなら、わかるはずなのに。
あの時のあたしがちっとも
合意してなかったことも。
お兄ちゃんが、単に血が
繋がらないから一線を
越えた、なんて単純な
思慕であんな行為に及んで
たんじゃないことも。
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