《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
予備知識がないと絵が
描けないなんて話、聞いた
こともない。




だけど珪は、『わかって
ないな』とでも言わん
ばかりに首を横に振って、




「見たままだって描けない
ことはないけどさ。

オレはもっとこの川の
歴史とか、住民との繋がり
とか、そーゆーのを絵に
反映させたいんだよ」




「なにそれ。

風景画にそんなもの
どうやって反映させんのよ」



_
< 38 / 448 >

この作品をシェア

pagetop