《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
出口の見えない螺旋でも、
ただまわるだけじゃダメなんだ。




あたしは進まなきゃいけない。




出口を目指して。




(大丈夫。

あたしには――それを
教えてくれた、大切な人が
いるから)




あたしの胸に暖かい火を
ともしてくれた、二人の想い。




それがあるから、あたしは
歩いていける。



どこまでも、どこまでも。






あたしはそっと目を
閉じて、ひっそりと、
静かな決意を固めてた。







       ***



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