《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
「お兄ちゃん、できたよ」




「あぁ。お疲れさま、紗耶」




お兄ちゃんと向かい
合って、二人きりでの食事。




昔から当たり前のように
繰り返してきた事だから、
違和感も寂しさもない。




昔からテレビはつけて、
番組の感想やその日あった
ことなんかを話しながら
食事するのが普通だった。




今日も、やってたバラエ
ティー番組で時々笑い
ながら、なごやかにご飯を
食べた。



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