《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
「え? 高3?」




あっけにとられて聞くと、
珪は照れたような笑顔で
『当たり〜』と笑う。





……あきれた。



受験前の夏休みを絵を描く
為の旅行にあてるなんて、
どんだけ呑気なんだか。




もしかしたら推薦とかで
いける人なのかもしれない
けど……でも少なくとも
絵のじゃないな。




デッサン見ただけだけど、
珪の絵のレベルはあくまで
素人の趣味レベルだって、
もうわかってる。



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