《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
まさか珪がそんな発想に
いくと思わなかったんで、
あたしはギョッとして
手を振った。




「違うよ。
そーゆー意味じゃないけど」




たしかに家計を助ける為に
してるバイトだけど、別に
嫌々してるわけじゃない。




珪は安心した様子で
ハーッと大きな息をついて、




「そっか。

よかった、なんかオレ、
デリカシー無いこと
言っちまったかと思った」



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