《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
ただ、その大胆でどこか
絵本の中の世界みたいな
ちょっと変わった色使い
と、思い切った筆運び。




それがいかにも珪らしく
って――『ああ、まさに
珪の絵だな』って、納得
できる感じで。




この絵が完成してくのを
見てるのが、楽しかった。




仕上がったらどんなふうに
なるんだろう――

そう、ひそかに期待してた。




珪がいつまでここにいる
のかわからないけど、
できればこの絵が仕上がる
瞬間に立ち会いたい……。



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