《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜
いつの間にか、そんなこと
まで考えてる。




珪には言ったりしないけど。




(珪には自由気ままに
描いてほしいし、制約の
ある旅行にしてほしく
ないもんね――…)




この絵は、自由な珪だから
描ける絵なんだ。




あたしはそう思ってた。





「あ、もうこんな時間か。

そろそろ戻るかな〜」




珪の声にあたしも腕時計を
見ると、4時前だった。



_
< 98 / 448 >

この作品をシェア

pagetop