レモン白書~チャラ男との命がけの恋~

 「おはよう。」

窓辺で外を見てるわたしに幾がいった。


 「おはようっ 今日も綺麗な銀世界よ。」

わたしは、はしゃいでみせた。


 「檸檬、寝てないのか?」


 「そんなことないよ!!幾の隣でしっかり眠らせていただきました。」

こんな嘘、幾ならすぐわかっちゃうね。


 「それならいいけど……。」

それ以上に何も聞かなかったのは幾の優しさ。



 「さぁ起きて!! 今日もいっぱい遊ぶわよ。」

幾のふとんをひっぱいだ。


 「うわぁ……!!」


 「キャッ///。」


見てはいけない物が目に入って慌てて顔を伏せた。


 「檸檬、ちょっと向こう向いてて///」

顔を赤めて、照れくさそうな幾の声。


 「もうしらないっ///。」

わたしは先に部屋を出た。


 「檸檬~」

情けない声が後ろの方から聞こえて少し笑えたんだ。







 
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