レモン白書~チャラ男との命がけの恋~

 「檸檬、お昼食べるよ~。」


 「は~い。」

向き合わせた机。

いつものようにお弁当を広げた。



ありえないくらいの胃のむかつきがわたしを襲う。


 「檸檬!!」

麗に名前を呼ばれたけど急いでトイレに駆け込む。




幾、少しだけ元気になったんだ。

だけど幾のいないわたしは今にも倒れてしまいそう。

どうしたらいい?


幾……。



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