レモン白書~チャラ男との命がけの恋~
「はいっハーブティ―。」
「ハーブティ―?」
「うん。ママがね、ハーブに凝ってって… わたしはよくわかんないんだけどね。 気分が落ち着くってママが言ってたから。」
「ありがとう。」
温かいガラスのティポット。
注がれたハーブティ―から優しい香りが漂う。
「おいしいよ。」
麗がひとくちくちにしてわたしに勧める。
初めてくちにしたハーブティ―は甘くて、温かくてホッとわたしを和ませた。