レモン白書~チャラ男との命がけの恋~

 「元気だった?」

田代君が優しくほほえむ。


 「うん 母子ともにね。」


 「そっか。」


 「檸檬、落ち着いて聞いてね。」

ズキズキと心が痛い。


 「っちょっと待ってお茶……」

 
 「そんなのいいから……」

麗がわたしの腕を掴んだ。


田代君と麗が顔を見合す。






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