シェルの宝石
「ダイアン!」
「どうした?やけに早い…どうしたんだ!?」
タフトが湖を周っている間、ダイアンは剣の調子を見ていた
後ろから声がして思ってたより帰って来るのが早いなぁと思って
振り返って見ればタフトが少女を背負ってたからびっくりした
「はぁはぁ…」
走ってきたから少し息が切れていた
「…どうしたんだ?この女の子?」
ダイアンはタフトが背負っている少女を下ろしながら聞いた
「湖の周りを周っていたらこのお嬢さんが倒れていたんだよ」
「この傷…ひどいな」
地面の上に少女を置いて足から、血がにじみ出ていたからダイアンは少女の履いていたズボンを太ももの所から下を破いた
ダイアンはポケットに入っていたハンカチを取り出し、口で破り、傷口に巻いた
「応急処置は一応したがあんまり意味がないと思う」
「どうしよう!?」
「いったん帰るぞ、この少女を城に連れて帰る」
「…うっうん!早く帰ろう!」
ダイアンは少女をだっこし、連れて帰り
タフトは薬草を入れるカゴとか、荷物を持って帰った
この少女に関ったことにより
これから大変なことになろうとは…
知らずに…