僕のお姫様 ~RPG~
「では次に、皆様がこの世界に呼ばれた理由です。ショウタロウ様は…分かりますよね。他の皆様は、物語を繋げるために来て頂きました」
デイティは、真剣に話しているんだが…
さっきから言う“物語”って、なんだ…?
「あ、物語のことは気にしないで下さい」
デイティがさらっと答える。
「え、なん…!?」
「私、一応神官ですので。人の心ぐらい読めますよ」
そんな、微笑みながら言わないで下さい。
そう思うと、デイティは真顔に戻った。