僕のお姫様 ~RPG~





皆も、こちらをジィーっと見ている。


リンも見てるし…


……するか、するのか!?


ここでするのか!?


とか思いながらも、やっぱしたいみたいで、体は勝手に動いた。


そして、リンの唇に自分の唇をあてたのだった。


そして、リンから離れる。


「……へへっ」


「……ははっ」


俺たちは、目が合って微笑む。


その瞬間だ。


「「…………紋章がッ!!」」


皆の声がハモった。


紋章が熱くなり、白い光が俺たちを包んだ。


物語は…終わるんだ。


いや、終わったんだ…。


白い光は扉となった。


先にカズヤとアヤネがくぐり、次にユミとケイタがくぐった。


最後に俺たちは、手を繋ぎながら扉をくぐった。





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