僕のお姫様 ~RPG~
「って、うわっ!!おいショウタ…それは…」
俺がくわえてるものを、顔を真っ青にしながら指差す。
「ん、これ…?シュークリー…」
「みなまで言うな!!分かっている」
目の前の弓道部の服を来て、ちょっと困った顔をするイケメン。
喋らなければイケメンなのに、もったいない。
そして隣を見てみる。
黒髪の彼は、ヤレヤレ…といった表情をして
「それより、面白いものを見つけた」
と、言い出す。
実はこいつ、変なものにすぐ興味をもつ。
こいつに関しては、運動、成績、容姿。
全てが完璧におけるのだが、問題は性格だ。
しかし、こんなやつらとつるんでいる俺は大丈夫なのか…。
ときどき、自分でも心配になってしまう。