僕のお姫様 ~RPG~
「こ、ここは…」
一方、ちょっと小太りな男は、なにがなんだか分からず戸惑っている様子だ。
「……お父さん!!」
リンが男に抱きついた。
って、お父さんん!?
「おぉ…リン。わしは一体…」
「良かった…良かったよぉ…」
リンは、泣いていた。
ただ、俺は思った。
昼とは違う性格のリン。
アガになっていたリンのお父さん。
そして、俺とカズマ、ケイタの三人にある紋章。
この世界は、一体どうなっているのだろうか。
俺たちがこの世界に来たのは、偶然なのだろうか。
誰かが、呼んだのではないだろうか…。
ソシテ、夜ハ明ケタ。