僕のお姫様 ~RPG~
「では、お前はここに入れ。他のやつらは、この階段を登って突き当たりの部屋に入ってくれ」
そう言って女は、カズヤを部屋に入れ、ドアを閉めた。
「カズヤ大丈夫かな?商人なんでしょ?」
「まぁ…あいつは大丈夫だろ」
俺たちは、階段を登り突き当たりの部屋に入った。
中に入ると、観客席みたいになっていた。
「こっちだ」
さっきの女と同じ声が聞こえた。
「私はアヤネだ。では、好きなとこに座ってあの男の試合を見てろ」
アヤネという女は、金髪で赤い目をした女だった。
座ってカズヤの試合が始まるのを待っていると
「只今から、通行証の試験を始める」
アヤネという女は叫んだ。