僕のお姫様 ~RPG~





「では、お前はここに入れ。他のやつらは、この階段を登って突き当たりの部屋に入ってくれ」


そう言って女は、カズヤを部屋に入れ、ドアを閉めた。


「カズヤ大丈夫かな?商人なんでしょ?」


「まぁ…あいつは大丈夫だろ」


俺たちは、階段を登り突き当たりの部屋に入った。


中に入ると、観客席みたいになっていた。


「こっちだ」


さっきの女と同じ声が聞こえた。


「私はアヤネだ。では、好きなとこに座ってあの男の試合を見てろ」


アヤネという女は、金髪で赤い目をした女だった。


座ってカズヤの試合が始まるのを待っていると


「只今から、通行証の試験を始める」


アヤネという女は叫んだ。





< 37 / 137 >

この作品をシェア

pagetop