僕のお姫様 ~RPG~
さすが盗賊。
無駄にすばしっこいな。
でも、大丈夫だ。
聞こえる。
これは…剣の音。
そうか、アヤネは双剣で素早さをあげているのか。
この音を頼りに攻撃すれば、行ける。
シュッ シュシュ
「そこだぁぁぁ!!」
俺は、聖水剣で何かを切った。
しかし、それはアヤネのマフラーだった。
「ほほう…。この速さについてこられるとは」
「……っそれ!!」
アヤネのマフラーが、切れてしまったため、今アヤネの首は見えている。
なんと、首には…
紋章があるのだ。
これは、ケイタと同じだな。