僕のお姫様 ~RPG~
「ごめん…ショウタ。その女…アヤネは、俺の彼女なんだ」
……………はぁ?
「遠距離だったんだ。でも、こないだから急に連絡とれなくて…やっと、やっと見つけたんだ」
………カズヤは、静かに涙を流す。
そう言えば、カズヤの家に女もののネックレスがあったのは知っている。
ただ、それをカズヤがつけていたから、カズヤはそういう趣味なんだと…
あれは、アヤネのだったのか。
「カズヤ、アヤネの首に紋章があるぞ」
「……紋章が…?」
カズヤは、アヤネの首を見た。
そして、自分の腕をアヤネの首にあてた。
「………っ」
カズヤは、ちょっと顔を歪ませた。
やはり、腕が熱くなったらしい。