僕のお姫様 ~RPG~
「おい、アヤネ…」
「……カズ…ヤ?」
「アヤネ…!!」
カズヤは、アヤネを抱きしめた。
って、オイ!!
見てるこっちが恥ずかしいわ!!
「あの…。二人の再開を邪魔して悪いんだけど、はやく街に行かない?」
おぉ…勇気あるなリン。
「街?って、盗賊の?あそこはやめといた方が良いわよ。襲われるし」
…………俺は、リンを睨んだ。
リンは苦笑い。
「でも、はやく城に行きましょうよ」
「なんで?」
「そこに、紋章がある私の知り合いの子がいるのよ」
「………分かった」
俺たちは、城へ向かおうとしたが、カズヤが
「おい、アヤネも連れてっちゃダメか?」
と言い出した。