僕のお姫様 ~RPG~
「これは偶然…か?」
「いや…。必然、だろ」
三人で顔を見合わせた。
唾を飲む音がよく聞こえる。
俺ら三人がそろっていて、こんなに静かなのはカズヤが集中しているときだけだ。
なぜか、嫌な予感がした。
胸の中が、モヤモヤとザワザワでいっぱいだ。
「おいカズヤ。ケイタの紋章に、自分の紋章をくっつけてみろよ」
「あぁ…分かった」
カズヤは、自分の腕にある紋章をケイタの胸元にある紋章に近づけた。
しかし…
「熱ッ……!!」
「「カズヤ!?」」