僕のお姫様 ~RPG~
「スキあり」
そう言って男は、カズヤを斬った。
と、思ったが、カズヤは反射神経がいいので避けた。
しかし、カズヤのお気に入りバックが切られてしまった。
「……しまった!!」
カズヤは、バックに手を伸ばしたが、相手の男も気付いたようで、剣でバックをとられてしまった。
「そうか…、お前は商人か。ならお前の弱点はバックだな」
……そうなんだ。
カズヤは、苦しい顔をしている。
が、その顔はすぐに戻って
「こんなこともあろうかと、こんなものを用意してましたー」
そう言いながら、ポケットから小さい弓矢を出した。
しかも、オモチャの。