僕のお姫様 ~RPG~





誰かがそう叫んだ。


その瞬間、雷だけが俺の後ろへ走っていった。


後ろを振り向くと


--ビリビリッ


「うわぁぁぁぁあ」


そこには、雷にやられているカズヤの姿が。


そうか、カズヤは商人だから、避雷針を持っていたのか…。


カズヤは、自分が犠牲にまでなって…。


そして俺は、もう片方を見る。


そこには、アリスの姿があった。


「ア、アリス…?」


「いいから…ミクもシールドつかえるでしょ。つかって」


「アリス…。ごめん、ごめんね」


「いいのよ、それよりはやく。この魔力を一人で抑えるのはさすがに無理よ」


「……アリス、ありがとう」


アリスとツインテールは、協力してシールドをはっている。


一方リンは…。





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