僕のお姫様 ~RPG~
「私なら、手の甲に紋章がある。腕より簡単に合わせられるわ」
「……そしたら、お前は苦労するぞ」
「別にいいわ!!こんなとこに、居たくないの!!」
ユミは、叫んだ。
自由奔放なユミにとって、お城は固苦しいのだろう。
「……分かっ」
「ユミ、お前も紋章出来るのか」
俺の言葉は、ケイタの言葉によって遮られた。
「じゃあ、お前は俺と来い。すまないが、俺とユミも同行は出来ない」
ケイタぁ……!!
でも、仕方ないよな。
じゃあ俺は…
リンと、二人。