僕のお姫様 ~RPG~





「そして、これはリンにあげる」


「……なにこれ?」


「聖なる杖よ」


そう言って、リンに渡す。


すると、やはり消えてしまった。


「これも、ショウタと同じ方法で出したり、しまったり出来るから」


「……ありがとう」


リンは、喜んでいる様子だ。


「……じゃ、ここで解散ね」


ユミの言葉により、一気に空気が重くなる。


「じゃあ、また会いましょう。」


そう言って、ユミは長い髪の毛を肩ぐらいまで切った。


さらにドレスを膝上まで切った。


すると、ユミは俺のとこへ来てある言葉を言った。


「……じゃ、また」


そう言って、ユミとケイタは歩き出した。


それに続いてカズヤとアヤネも。



俺たちは、その2ペアが見えなくなるまで動けなかった。




< 78 / 137 >

この作品をシェア

pagetop