僕のお姫様 ~RPG~
しかし、彼女は跳んだ。
なんと、かまいたちを避けたのだ。
くそぅ…。
俺も限界だった。
魔力の使いすぎだし、それに、酸素のないとこでの戦闘はキツい。
もう…ここまで、か…。
俺は、そこで意識が途絶えた。
「……タ!!ショウタ!!」
「………ん」
目を覚ますと、目の前にはリンの姿。
「……リ、ン?」
「ショウタ…。よかったぁぁ」
リンは、泣きながら笑った。
これは、嬉し泣きというやつか…?
俺はリンの頭を撫でた。
「……ゴメン。負けちった」