カミレンジャー THE・LONGSTORY

「じょ・・・冗談でしょ?あなたたち、自分の立場分かってるの?」


 動揺を見せる舞華様。


「オマエこそ、今まで自分が何をしてきたのか、分かっているのか!?」


 青山がほえる。


 オマエのせいで何人の人が泣いた。


 オマエのせいで、何人の人が苦しんだ。


 反省しろ!


 懺悔しろ!


 あやまれ!!


 正義の味方は、オマエのような存在だって、あやまれば許すぐらいの度量は持っているんだぞ!!


「くそぉ・・・こうなったら全員逮捕よ!お前たちやってしまいなさい!」


 舞華様が、周りの黒ずくめの男たちに命令を下す。


「「「「「はい。」」」」


 それに答えて動き出す、黒ずくめな男たち。


 しかし・・・


「邪魔だぁ~!!」


 ブルーがほえた。


 カミレンレーザーがその威力を発揮する。


 相手は人間。


 決して当てない。


 当てないけれど、銃は乱射する。


 当てないように乱射する。


 怪我はさせたくないから。


 そんなことしたら、自分も悪者になってしまうから。

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