カミレンジャー THE・LONGSTORY

「今までは、地域の活性化・・・もっと言ってしまえば『ただの遊び』だったから、それでも良かったでしょう?」


「・・・遊びだと?」


 甲斐の言葉にレッドが前に出る。


 いや・・・あながち間違ってないから・・・レッドさん。


 ワイルダーとか、白井さんとか・・・かなりノリでやっている部分あったから・・・。


「しかし、今回はそうは行かない。あの『ワイルダー』と言う敵は、本気で地球を征服しようとしている・・・まさにエイリアンだ。それに対抗するには、きちんと訓練を受けた兵士が必要となる。」


「それが、そこにいる、五人組ってワケ?」


 隊長が、後ろの『新カミレンジャー』たちを指差す。


「もちろん。自衛隊やアメリカ軍に頼るというもあるが、あの手のタイプは選ばれた少数先鋭で、選ばれた戦士の方がいいと思ってね。」


「だったら、私が選んだ五人で・・・」


 隊長がそこまで口にして・・・


「一般人に何ができる!」


 甲斐が大声を上げた。


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