カミレンジャー THE・LONGSTORY

「ブルー!こんなところにいたのですか!?」


 そんな時、ふらりと懐かしい声が青山の耳に響いた。


 顔を上げると、そこにいたのは、制服姿の実くんの姿が・・・。


 あれ?セーラー服?もしかして、実くん女の子?


「いやいや・・・趣味です!」


 どんな、趣味だ!?


「若いうちから、その傾向は危なすぎるかと・・・。」


 とりあえず、つっこんでおいた。


「そんなことより、大変ですブルー!ワイルダーが・・・っていうか、ワイルダーが・・・。」


 あぁ、確かに紛らわしいな。同じ名前だから余計に紛らわしいな。


「新ワイルダーでよくない?」


 とりあえず、打開案。


「はい、その新ワイルダーが隣の市に現れたんです。新カミレンジャーは今群馬の方に出ていて、すぐには戻れないって・・・。」


「なんだって!?」


 大声を上げたのは、シーソーだった。


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