カミレンジャー THE・LONGSTORY

「カミレンスーパーカーの鍵・・・・・。」


 あれ?でも、これは押収されたはずでは・・・?


「スペアキーは作っておかないと、鍵をなくしたときに大変ですから。」


 実くんが、ニコリと笑う。


 なるほど・・・。


 だったら、問題ない。


「車はあるのですか?」


「あぁ、市役所に止めっぱなしだ。あいつら、ロボットを使わずに悪の組織と戦うなんぞ、舐めてやがる。」


 レッドの言葉。


 まさに、そうだな。


 ロボットを使わずに、悪と戦おうなんざ・・・戦隊の風上にも置けないヤツめ・・・。


「力量にうぬぼれすぎなんですよ。さぁ、行きますよ!」


 実くんが促す。


「あぁ、分かった。」


 拒否なんて、選択肢は最初からなかった。


 レッドがいて、イエローがいて・・・悪の組織が近くで暴れていて・・・。


 ブルーが公園でたそがれるなんて、選択肢がどこにあるのだろう・・・。


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