カミレンジャー THE・LONGSTORY

「・・・・・・移動しろ、相手はそこでしてやる。」


 ブルーの言葉。


「・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・」


 両者の間に流れる長い沈黙。


「・・・・・・・どちらにしろ、これでは勝ち目などない。離せ!」


 先に口を開いたのは鎧甲冑のほうだった。


 言われて、手を緩めるブランコと、シーソー。


「今日のところはこれで引き上げてやる。だが次はないと思え!」


 それだけ言うと、鎧甲冑はゆっくりとその場を後にしていった。


 飛び降りた、レッドとイエローをロボットの手で上手にキャッチ。


 次の瞬間。


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