カミレンジャー THE・LONGSTORY

 巨大な鎧甲冑前に、三体のロボが現れる。


 だが、操縦するのは、ブルーでも、ピンクでもハニーでもない。


「後は、任しましたよ。カミレンジャー。」


 カミレンロボの操縦席に、ジャングルジムが乗り込む。


 うわぁ・・・本当に乗れたよ。


 すげぇな・・・ニュートン。


「あぁ・・・お前たちも、こんな雑魚に負けるんじゃないぞ。」


 レッドの言葉が響く。


「当たり前です。地球征服を狙うワイルダーが、わけの分からない、鎧甲冑に負けるわけがアリマセン。」


 ソレもそうだな・・・。


 だから、安心できる。


「よし!では、行くぞ!」


 レッドの掛け声。


「はい!」


「はい!」


 ブルーと、イエローがそれに続く。


 ロボが降りると、そこに待っていたのは、恵とピンク。そして、ハニーの姿。


「行くわよ、とっと終わらせて、飲むんだからね。」


 分かりましたよ、ピンク姉さん。


「こんな下らないことにいつまでも付き合ってられませんしね。」


 まったくだな、実くん。


「よし、では行くぞ!」


 レッドの掛け声が響き、彼らは旅立った。


 後ろでは、鎧甲冑とワイルダー達が操縦するカミレンロボ軍団の激闘が始まろうとしていた・・・・。



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